INFATUATOシンドローム 2




翼「10分か……ひとり10人な!」


雪「だな。ひとりに1分もかからないからすぐに終わるな」


璃夢「だね!!」


3人で協力すれば10分しか無かったとしてもすぐに間に合うよね!


翼「よっしゃー!!!やってやるぜ!」


雪「ストレス発散させてもらうから覚悟しろ」


そして私たちはヤンキーたちをどんどん倒していった。

よしっ!結構減ったしこれなら間に合う!



少し気が緩んだのかもしれない……




「うらぁあああああ!!」


そう考えていると横から一人のヤンキーが私の方に向かってきた。


璃夢「えっ?」




その手には……ナイフ。




翼「っ、璃夢!」


雪「璃夢っ!!」




ヤバい!刺されるっ!

そう思った瞬間…



「ぐあぁあああ!」

カシャンッ


殴られた男は吹っ飛び、ナイフは地面に落ちた 。

そして私はヤンキーを殴った人を見て驚いた



璃夢「胡桃…せん、ぱい?」


胡桃先輩が助けてくれたのに驚いたのではなく、今までに見た事無いような【冷たい目】でヤンキーを見ていたから…。


しかしその目はヤンキーを見ているようでどこか遠くを見ているような目だった。



理緒「全く〜俺のハムスターちゃんに痛いことしようとするなんて!殺しちゃうぞっ!」



さっきまでの冷たい目が嘘かのように、いつも通りに戻った胡桃先輩。

見間違え……だったのかな?


ていうか、殺しちゃうぞって…物騒な…


理緒「大丈夫だった?ハムスターちゃん?」


璃夢「胡桃先輩、ありがとうございました!助かりました!」


自分の体の中心に刺さることは無かったけど、あのまま行けば脇腹あたりには刺さっていただろう。

ホント、痛いのは嫌だし病院もタダじゃないんだから…良かったよ…


璃夢「でもどうしてココに?」


理緒「だってここ、俺の通学路だもんっ!目の前で邪魔だったからどかしただけ〜」


あ、そうだったんだ。

ここの道狭いし、そりゃ邪魔になってるよね。


理緒「にしても、大変なことになってるね?今日、追試あるんだよね〜?」


璃夢「そうなんですけど、日比谷先輩はどうしても僕を退学させたいらしくて…」


理緒「退学?」


そう言うと胡桃先輩は何かを考え始めた