それから私も時雨も何も言わず、私はただただ時雨の頭や背中を撫でて泣き止むのを待った。
それが数分続いた。
「っ!璃夢!!」
するとまた私を呼ぶ声が聞こえ視線をあげると
璃夢「翼?」
すごい勢いで翼が走ってきた
翼「お前なぁ!!」
そして何故か怒鳴られた。
璃夢「えっ?」
えぇ!翼も怒ってるの!?なんで!?さっき言った中に正解がないなら理由を教えて!
その願いが通じたかのように翼は言った
翼「お前2時間もドコ行ってたんだ!!」
………………なるほど!!帰ってくるのが遅かったから怒ってたのね!?
やっとで理由がわかりスッキリした
璃夢「ゴメン!道に迷って繁華街まで行っちゃって…」
翼「はぁ?繁華街?いつものか?」
璃夢「ううん、いつものゲームセンターがある繁華街じゃない繁華街。」
翼・時雨「「はぁぁあああああ!?」」
そう言うと何故かビックリした声をあげる翼と時雨
……これまた何故驚いてる?
…あっ!これは分かった!
璃夢「僕って意外と方向音痴なんだよ!」
そんな風には見えないだろうけど!
時雨「イヤ、方向音痴っぽいなとは思ってたから全然、全く持って意外だとは感じなかったけど…」
すごい全力で否定形使ってきましたね。【全く】と【全然】って意味一緒じゃん!?
はぁ…じゃあ何に驚いたの?
その疑問がまたも伝わったのか翼が答えてくれた
翼「お前、アソコの繁華街はどの繁華街よりも治安が悪いって言われてんだぞ!?何も無かったか!?悪質なキャッチとか無かったか!?」
あぁ〜!なるほど!治安が悪かったから、私が変なお金払ってきてないか心配してくれてるのね!
璃夢「大丈夫だったよ!僕、お金の出費には厳しいから!」
翼「んなの知ってんだよ!!そうじゃなくて!」
えっ?そうじゃないの?って、知ってたの!?私がお金の出費に厳しいの!
《限度を超えてケチ臭いほどである》
翼「『キャバ嬢にならないか?』とか、『お金欲しくない?』とか、『イケメンに癒されたくない?』とか言われなかったか!?」
璃夢「………なんかそれ、全部女性に対してあるような呼び込みじゃない?」
私が女だって気づいてるわけじゃないよね!?


