INFATUATOシンドローム 2




荘司「………なるほど。【アイツ】か」


湊「流れてきた情報によるとな。まだ決まったわけじゃねぇけど、【アイツ】の線がいちばん強い」


荘司「ったく、めんどくせぇ位置にいんだろ?【アイツ】」


湊「あぁ、若頭らしいな。そしてヤバイ。」


荘司「ヤバい?」


湊「さっき翼くんたちの会話盗み聞きしてたら、璃夢ちゃん誘拐したやつの名前が分かったんだ」


荘司「あ?そんな話してたか?」


ウィング野郎とスノーマンは後ろに乗せて車飛ばしたけどよ、そんな声聞こえてこなかったぞ?


湊「お前、鬼の形相で車走らせてたからな。」


あぁ。つまり、璃夢を助けに行くことに意識が行き過ぎて周りの声が聞こえなくなってたってことか。


荘司「それで?何がヤバイんだよ」


湊「日比谷恭って言うんだけど、なんと【アイツ】の甥だってよ。」


荘司「…マジかよ。それはヤベェな…」


【アイツ】は中々のクズだ。それの甥となれば、クズであるに違いない。現に、璃夢とタイマン張るために妹を狙って誘拐するような奴だしな。

一度、顔ぐらい拝んでおくか。さっきは邪魔なヤンキーが多かったし、見えなかったんだよな

今はもう相手は数える程しか立っていないから見つけやすいはず。


荘司「………その日比谷恭ってのはどいつだ?」


湊「ソイツは……ちょうど今から璃夢ちゃんとタイマンらしいぜ?」