恋汰「むっちゃん!お姫様抱っこして車に乗せられてたから、仲良しカップルだなって思っちゃったみたい!」
なるほど…多分リンちゃんは眠らされたんだろう。しかしその眠らされた場面は見ておらず、しかもお姫様抱っこという車の乗せ方で攫っているようには見えなかったというわけか…
蒼閒「何時頃だったって?」
恋汰「8時50分くらいだったって!」
蒼閒「なるほど。翼くん、だったっけ?」
翼「あぁ」
蒼閒「どうしてリンちゃんが誘拐されたことを知ったの?」
翼「誘拐したやつが俺らの学校の先輩で、俺のところに電話がかかってきたんだ」
蒼閒「じゃあ電話がかかってきたのは何時頃?」
何時頃だったか覚えてなかったので、スマホを開いて着信履歴を確認した
翼「9時10分くらいだ」
そう言うと『じゃあ20分圏内の場所か…』と呟いてパソコンをいじった
そして一通りいじった後にまた俺の方を見た
蒼閒「どこに連れ去られたか分かったりする?」
翼「あぁ。どこかの工場ってことは分かってる」
だけど、ここら一帯は工場が多い。営業中の工場に連れ去った確率は低いだろうけど、それと同じくらいの量で廃工場もある。
廃工場一つ一つまわるのも効率が悪いから、ある程度目星をつけたいんだが…


