ガシッ!
時雨「きゃっ、何?!」
翼「お前、璃夢の家電持ってたよな!!?」
時雨「も、持ってるけど…?」
翼「今すぐかけてくれ!」
時雨「ちょっ、脈絡無さすぎ!どうして?」
翼「説明は後でちゃんとするから早く!」
時雨「わ、分かったわよ…」
『ちゃんと説明してもらうんだからね』と念押し言った後、時雨はスマホを操作して電話をかけ始めた
時雨「あ、私日向時雨と言いますが、璃夢さんいますか?…あ、そうですか。」
時雨の反応を見ると璃夢は家にいないようだ
翼「時雨、璃夢どこに行ったか聞け」
時雨「はぁ?……あ、ゴメンなさい。璃夢さん、どこに行ったか分かりますか?そうなんですね、分かりました。ありがとうございます」
そう言って時雨は電話を切った
翼「なんで切るんだよ!」
時雨「なんでって璃夢がいなかったからよ!」
はぁ!?なんでアイツ家出てんだよ!なるべく大人しくしてろって言ったのに…っ!しかも行くところぐらい家族に伝えていけっての!
時雨「それで?何があったの?ちゃんと教えてもらうからね」
約束したからじゃあねえよな。けど、そんなに順を追って説明してる暇はねぇから…


