衛「璃夢さんは女の影がないから…男の人が好きなのかと…」


………私女の子だし、彼女いたらおかしいよね?それに…男の子が恋愛対象になるのも当たり前だし…。


璃夢「恋人に同性の人は選ばないよ」


よし。こう言っておけば嘘じゃない!私やっぱり賢くなったよ!


衛「………そう…っすよね…」


え?なんでそんなに言葉に詰まるの?

しかも表情も何故かガッカリとしていた。


衛「…じゃあ!あの人は誰っスか!?」


でも直ぐに興味津々な顔で私に問いかけた


璃夢「あの人は僕の伯父さんだよ」


衛「お、じさん?」


え、そんなに驚く?

目をこれでもかってぐらいに見開いて私を見る衛くん。そしてその後は何故かホッとした顔をした。


衛「そっかそっかぁ〜伯父さんだったんッスね〜!」


そして次は嬉しそうな顔をした。

衛くんは顔に出るから可愛いよね。表情コロコロ変わるし。


「おー!璃夢じゃん!」


すると衛くんの後ろから人が歩いてきていて、私に声をかけた


璃夢「あ、翼!おはよう!」


声をかけてきたのは翼だった。

そっか、翼はいつもこの時間帯に来てるんだね。こんなに早く来て何してるんだろうね?


翼「はよーっす!てか、今日早くね?」


璃夢「うん。荘司さんに送ってもらったんだ」