バタンッ

荘司「じゃあ帰りも迎えに来るから、大和のところで待ってろよな」


璃夢「う、うん。わかった」


荘司「あと、変なやつがいたら連絡……は出来ねぇから、とりあえず逃げるか殴れ。分かったな?」


璃夢「うんうん、わかった」


荘司「じゃあ、行ってくるな」


璃夢「うん、いってらっしゃい」


そして私は走っていく荘司さんの車を見えなくなるまで見送った

そして学校の中に入ろうと方向を変えると


璃夢「………ははっ…」


何故かみんな注目していた。

うん、なんだか至る所から視線感じたからもしかしたらと思ってたけど、まさかみんながみんな見てるとは思ってなかった…。


「りっ、璃夢さぁああああああん!!」


璃夢「ん?……あっ衛くん!おはよう!」


声が聞こえた方に顔を向けると、衛くんが猛スピードで走ってきていた

もしかして走らないといけない時間?

そう思って校舎についてる時計を見たけどいつもよりも早い時間帯だ。

まぁいつもと同じ時間に出て、車で来たからね。でも、やっぱり車だとバスにも乗らないし乗ってるだけで学校に着いちゃうからね。

運動料がちょっと減っちゃうよね…。たまに車、ぐらいがちょうどいいよ。


衛「おはようございますっ!璃夢さんっ!さっきの人は誰っスか!?なんなんですか!?彼氏っすか!?」


璃夢「ままま、まって衛くん!僕、男の子だって知ってるでしょ…?」


彼氏って可笑しくない?いやまぁ荘司さん男の人だし彼女と言えとは言わないけどさ…。もっと他にあるじゃん?『親戚の方ですか?』とか『お父さんですか?』とか…