INFATUATOシンドローム 2




そして外に出ると、黒い車が横付けされていた

うわぉ、カッコいい車。それに高そう。

なんて思っていると羚焚はその車にどんどん近づいていく


璃夢「えっ!?ちょ、れーた?」


羚焚「なんだ」


璃夢「送ってくれるって…車で!?」


しかもそんな高級な車で!?

雪くんの家の車と同じくらいじゃないかな?あ、でも雪くんの家の車の後席は向かい合わせになってて四人座れるようになってたっけ。


羚焚「家、特定されるとやばいだろ」


あ、だから車なんだ。

私のことを考えてくれた結果なんだと思ったらすごく嬉しくなった。

確かに家を特定されて押しかけられたら嫌だもん。


璃夢「ありがとう、れーた」


羚焚「あぁ」


そう短く返事をした羚焚。車に近づくと、運転席から運転手の方が降りてきて、後部座席の扉を開けてくれた

すごい、漣(さざなみ)さんも私を乗せてくれる時こうやってたな。お金持ちって全部こうなのかな…?

………まず羚焚ってお金持ちなの?


羚焚「おら、ボーッとしてねぇで乗れ」


………言葉遣い悪いし、きっと御曹司ではないね。社交の場とかに向いてないもん

なんて失礼なことを考えながら、扉を開けてくれている人にお礼を言って乗り込んだ