INFATUATOシンドローム 2




璃夢「………っ」


カメラ目線じゃない写真たち。それは全部盗撮されたものだと言うことが分かる。

バイト中の写真であったり、バイトに向かっている時であったり…。


羚焚「リン」


後ろから羚焚の声が聞こえて、私は振り返った


羚焚「っ」


そんな私の表情を見た羚焚は目を見開いた。

なんでそんな表情をしているのか私には分からなかった。だって、いつもと同じ顔をしていると思ってたから。

だけど次の瞬間、羚焚が私を抱きしめた


羚焚「………大丈夫だ。んな不安そうな顔すんな」


羚焚にそう言われ、お店の窓ガラスに映る自分を見てみると、顔面蒼白で冷や汗をかいていた

そこで気づいた。自分は怖いんだと。イジメのように悪質で、でもなんの目的かもわからなくて…誰かこんなことをしているのかわからなくて…。

そんな底知れない恐怖が私を支配している。


羚焚「立てるか」


羚焚に支えられながら私は立ち上がり、そのままカウンター席の方に連れていかれた


湊「どうした?やっぱり体調悪かったのか?」


羚焚「コイツにホットミルクでも淹れてやって」


湊「……わかった。」


羚焚から漂うただならぬ雰囲気に、何かを悟った湊さんはそう一言だけ言って何も聞かなかった