璃夢「………っ」
カメラ目線じゃない写真たち。それは全部盗撮されたものだと言うことが分かる。
バイト中の写真であったり、バイトに向かっている時であったり…。
羚焚「リン」
後ろから羚焚の声が聞こえて、私は振り返った
羚焚「っ」
そんな私の表情を見た羚焚は目を見開いた。
なんでそんな表情をしているのか私には分からなかった。だって、いつもと同じ顔をしていると思ってたから。
だけど次の瞬間、羚焚が私を抱きしめた
羚焚「………大丈夫だ。んな不安そうな顔すんな」
羚焚にそう言われ、お店の窓ガラスに映る自分を見てみると、顔面蒼白で冷や汗をかいていた
そこで気づいた。自分は怖いんだと。イジメのように悪質で、でもなんの目的かもわからなくて…誰かこんなことをしているのかわからなくて…。
そんな底知れない恐怖が私を支配している。
羚焚「立てるか」
羚焚に支えられながら私は立ち上がり、そのままカウンター席の方に連れていかれた
湊「どうした?やっぱり体調悪かったのか?」
羚焚「コイツにホットミルクでも淹れてやって」
湊「……わかった。」
羚焚から漂うただならぬ雰囲気に、何かを悟った湊さんはそう一言だけ言って何も聞かなかった


