湊「ひぃーおっかしっははっ」
ひと笑いし終えた湊さんは、『あのね』と言って話し始めた
湊「先週がおかしかっただけなんだよ。いまのこの状況が日常だ」
この状況って…まさか、お客さんが来ないことのこと!?
思わず店内を見渡してしまった。
湊「だからリンちゃんは気にしなくていいよ?ま、気にして欲しいやつならいるけどね」
そう言って湊さんはチラッと羚焚の方を見た。
もしかして、羚焚が何かしたのかな?…それは考えすぎだよね。羚焚がお客さん減らすために何かするなんてありえないし。
湊「けどまぁBARは大盛況だし文句言えねぇけどよ」
あ、そっか。夜はBARやってるんだったね。ちゃんと経営が成り立ってるみたいだから良かったよ。
湊「それでも午前中開店してるのは、コイツらが来るからってのもあるけど、リンちゃんみたいにふらっと来てくれる子もいるからね」
カランカランッ
そう湊さんが言った瞬間に高校生くらいのお客さんが現れた。女の子二人だ。
どういうタネ!?
偶然とは思えなくて思わず湊さんの方を見ると何故かニコッと笑ってウインクされただけ。
……思考の読めない人だ。
璃夢「いらっしゃいませ!」
そう思いながら私は接客をした。


