璃夢「そっかぁ。私が京極に入ったのは、伯父さんの友達が理事長やってたからなんですけど」
カシャンッ!
すると、カウンターの中でカップやグラスを磨いていた湊さんが手を滑らせてカップを割ってしまっていた
璃夢「大丈夫ですか!?」
あわわっ、怪我とかしてないかな?大怪我して、来週からやっぱりお店休むなんてことにならないよね!?
カウンターの中を覗き込んで湊さんの手元を見てみたが、怪我はしていないように見えた
湊「い、いやぁ、京極の理事長と伯父さんが友達って……世界は狭いなぁと思って」
璃夢「ですよね!私も狭いなと思ったけどそれ以上にラッキーだと思いましたね。だって学年のトップスリーに入ったら学費免除なんですもん」
湊「………学年トップスリー?」
そう言った瞬間、何故か目を丸くして私のことを見る湊さん。
湊「………女の子なのに?」
璃夢「はい」
湊「………イヤイヤ、無理でしょ…。なんならアルバイト代多めにあげるから無理しないでいいんだよ?」
え、もしかして私無理だと思われてる?弱いと思われてる!?
羚焚「騙されんな。コイツ、全国大会優勝してるから」
湊「えっ?何で?」
璃夢「一応空手で…」
湊「へぇー!凄いなぁ!」
えへへっ、他人に褒められるってすごい嬉しいな。そう言えば、すごいなぁって家族以外に言われたの初めてじゃない?


