INFATUATOシンドローム 2





「すみません!」


璃夢「へっ、あ、はい!」


戻ろうとしたけど、違う席の人に呼ばれたので、とりあえず紙をエプロンのポケットの中に突っ込んだ


璃夢「お待たせ致しました!」


「はい」


はい?

何故か『はい』と言って紙を渡された。

えっ?なになに?店員に紙を、というかゴミを渡すっていう新手の虐めですか?私、いじめ嫌いなんですけど。


「俺にも連絡ちょーだいね?」


連絡?さっきの人もそんなこと言ってたね。あ、もしかしてこれ、月城先輩のバイト先に遊びに行った時と同じこと起きてる?

えー、受け取っちゃったよ…。それなら受け取っても意味ないじゃん…。


いや、もしかしたらこの店の恒例行事なのかもしれない!カフェで働いていたら当たり前のことのかもしれない!


璃夢「ではごゆっくりどうぞ」


ここは、肯定も否定もせず去るべし!

私は足早にテーブルを離れ、逃げるように奈月さんのところに向かった


璃夢「奈月さぁ〜ん!!」


奈月「あら?どうしたの?」


璃夢「なんか紙渡されたんですけど、このお店の恒例行事かなんかですか?」


奈月「プッ、あははっ!そんな恒例行事ないわよ!」


何故かお腹を抱えて笑いだした。

あぁ!そんなにお腹圧迫したら赤ちゃん苦しいんじゃない!?