「すみません!」
璃夢「へっ、あ、はい!」
戻ろうとしたけど、違う席の人に呼ばれたので、とりあえず紙をエプロンのポケットの中に突っ込んだ
璃夢「お待たせ致しました!」
「はい」
はい?
何故か『はい』と言って紙を渡された。
えっ?なになに?店員に紙を、というかゴミを渡すっていう新手の虐めですか?私、いじめ嫌いなんですけど。
「俺にも連絡ちょーだいね?」
連絡?さっきの人もそんなこと言ってたね。あ、もしかしてこれ、月城先輩のバイト先に遊びに行った時と同じこと起きてる?
えー、受け取っちゃったよ…。それなら受け取っても意味ないじゃん…。
いや、もしかしたらこの店の恒例行事なのかもしれない!カフェで働いていたら当たり前のことのかもしれない!
璃夢「ではごゆっくりどうぞ」
ここは、肯定も否定もせず去るべし!
私は足早にテーブルを離れ、逃げるように奈月さんのところに向かった
璃夢「奈月さぁ〜ん!!」
奈月「あら?どうしたの?」
璃夢「なんか紙渡されたんですけど、このお店の恒例行事かなんかですか?」
奈月「プッ、あははっ!そんな恒例行事ないわよ!」
何故かお腹を抱えて笑いだした。
あぁ!そんなにお腹圧迫したら赤ちゃん苦しいんじゃない!?


