翼「ウチのラーメン美味いし、雪の口にも絶対合うから心配すんな!」


雪「……なら行こう。口に合わなかった時は翼に金を請求することにしよう」


翼「行く前から、んなこと言うなって。不味いわけねぇから!」


わーい!友達と放課後遊ぶ約束だぁ!


大和「いいな、いいなぁ〜。俺もラーメン屋いきたーい」


翼「おぉ。勝手に行けよ」


大和「ドライ〜!なんなの、この璃夢ちゃんと俺への態度の差は!」


雪「まぁ一応理事長は理事長なので」


大和「一応!!?めっちゃ一言余計なんだけど!?大体、顔面真っ青になって理事長室に飛び込んできたの誰だよ!」


翼「……さぁ、ゆ」


雪「それは翼だな」


翼「おいっ!俺の言葉遮んなよ!」


雪「言ったもん勝ちだ」


……3人の子供らしい喧嘩を見ながら私は次にやるであろう日比谷先輩とのタイマンについて考えていた

月城先輩は3年トップスリー。
日比谷先輩はこの学校のトップだ。

きっと日比谷先輩は月城先輩よりも強いはず。

月城先輩とのタイマンでこんなにボロボロになってたら、勝てないんじゃないか…。

そんな心配が頭をよぎって仕方がない。