INFATUATOシンドローム 2




璃夢「じゃあ僕が注文してくるね。飲み物は何がいい?」


椅子から立って、レジに向かおうとしたが…


翼「あ?レジなんて行かなくていいんだよ」


そう言い、座れ座れと椅子をポンポンと叩いた

不思議に思いながら私は椅子に座り、何故行かなくていいのか聞いてみた


翼「今のご時世、モバイルオーダーってのが出来んだよ。」


璃夢「もばいるおーだー?」


翼「スマホにアプリ入れて、カートに入れて注文ボタン押すだけだ」


そう説明しながら、スマホの画面を操作していく


翼「注文したやつは、待てば店員さんが持ってきてくれるってわけよ」


そう言ってしばらくすると店員さんがやって来て、商品を置いて帰っていった


璃夢「あれ?お金は?」


店員さん、貰い忘れてるよ!?呼び戻した方がいいんじゃない?


翼「大丈夫だ。このモバイルオーダーは、クレジット払い対応だから払わなくていんだよ」


璃夢「そうなんだ」


すごいな。そんなことまで出来るような時代になっただなんて!ビックリだね!

《お前はいつの時代の人だよ》


雪「お前ら早く食えよ。情報交換の時間がなくなるだろ」


そう言われ、雪くんの方を見るとすでに白身フライとなんとかかんとかバーガーを食べていた

今来たばっかりなのに、もう3分の1はないよ?早くない?


翼「んじゃ、俺も食べるとするか。」


璃夢「じゃあ僕も」


そう思ってシェイクを飲もうとトレイの上を見ると、りんごのマークの着いた箱が置いてあった

?なんだろう、これ