INFATUATOシンドローム 2




雪「コイツは翼の親戚か?」


璃夢「ブハッ!」


確かに髪の色は同じだけどっ親戚はヤバいでしょ


翼「うるせぇな!俺はこんなにアフロじゃねぇし、白塗りもしてねぇよ!」


あー、たしかに。鼻だって赤くないしね!


翼「オラ、さっさと行くぞ」


そう言って翼はさっさかとお店の中に入っていってしまった


璃夢「ま、待って!ほら、雪くんも行くよ!」


雪「あぁ」


私と雪くんは追いかけるように翼の後をついていった

先に席取りをするが普通だと言われ、席を取り、私はメニューを探した


翼「何探してんだ?」


雪「忘れ物でもしたのか」


璃夢「そうじゃなくて、メニュー表探してるの」


翼「………お前、マジで来たことねぇんだな…」


雪「そうだぞ、璃夢。恥ずかしいからやめろ」


璃夢「うぅ…ゴメン…」


まさかメニュー表のない飲食店があるなんて…。確かに無いものを探すなんて恥ずかしいよね…


雪「ココはシェフのオススメ料理が出てくるまで待つんだよ」


翼「オメェが一番恥ずかしいよ!!!」


璃夢「そうなんだ!」


翼「璃夢も真に受けんな!?」


璃夢・雪「「違うの(か)?」」


翼「違うに決まってんだろーが…はぁ…」


そう言うと翼はポケットの中からスマホを出し、いじりはじめた

……私たちに呆れたからスマホいじってるのかな…。

シュン…と落ち込んでいると


翼「オラ、何食いてぇ」


そう言ってスマホの画面を私たちに見せてきた