INFATUATOシンドローム 2





大和「手ぇ繋ご?」


璃夢「………はぁ…はいはい。どーぞ、どーぞ」


どうせ理事長室に帰るだけだし、4階にはほとんど人がいないからいいよね。

というかお腹空いた。


大和「わぁーい!行こいこー!」


パシッッグイッ!

璃夢「のあっ!」


大和「もーどろっ!もーどろっ!」


手をぶんぶん…いや、腕をぶんぶんと振りながら歩いていく大和さん。

………うん…幼稚園児を相手にしてるみたいだ


そうして私は理事長室まで大和さんを連行した…というかされたのだった…。




翼「理事長って、時たま子供返りするよな」


雪「あぁいう大人にはなりたくないな」


翼「確かに。てか璃夢、途中で投げやりになってたよな」


雪「そうなっても仕方ないだろ。酔っぱらいのウザ絡みみたいになってたからな」


《璃夢の心中とシンクロする雪であった》


そして結局璃夢は、大和によってお昼を作らされ、寝かしつけるまで離さないと言われ屋上に戻ることはできなかったという…








そして放課後……


ガラガラッ

翼「りーむー!マッツ行こーぜー」


SHRが終わり、帰る準備をしていると翼が教室に入ってきた

もちろん、雪くんも一緒だ


璃夢「マッツ?」


マッツってどこ?


翼「えっ…お前、マジ?」


雪「マッツを知らないのは中々の強者だな…」


璃夢「え、雪くんは知ってるの?」


雪「あぁ、化粧品会社だろ」


化粧品会社!!?