INFATUATOシンドローム 2




璃夢「さっ、今日はもう理事長室で寝てください。送りますから」


きっと大和さん、寝不足でフラフラしちゃうだろうし。それに、レアキャラが校内歩き回ったらパニックになるらしいからね!


大和「うん…帰る…」


璃夢「じゃあ二人はお昼食べてて?大和さん送ったらすぐに戻ってくるから!」


大和「うぅ〜…璃夢ちゃんおんぶ〜」


璃夢「えぇ?大和さん大きいから無理ですよ」


大和「じゃあ抱っこ」


璃夢「…余計に無理です…。理事長室まで送るので歩いてください?」


それに屋上から理事長室ってすごく近いじゃん。階段降りて、ちょっと廊下を歩くだけ!


大和「じゃあ引きずって〜…」


璃夢「……それならいいですよ」


大和「嘘だよ!そこも無理だって言ってよ〜!バカぁ〜!」


………なんか、酔っ払って面倒くさくなった荘司さんを相手にしてるみたい…。

荘司さん、結構お酒に強い方なんだけど、たまにベロンベロンになって家に来ることあるんだよなぁ

だからまぁ、酔っぱらいの対応には慣れてるよね

《【注】大和は酔っぱらいではない》


璃夢「なんなら大翔さん呼びましょうか?」


大翔さんならおんぶも抱っこも…多分…きっと…もしかしたら…してくれるかもしれないし!

《不確定要素が多すぎる》


大和「っいい!歩く!ちゃんと歩く!」


璃夢「…そうですか?」


大翔さんの名前を出した瞬間、首を横に振りだした大和さん。

そんなに、大翔さんに迷惑かけるのが嫌なのかな?