INFATUATOシンドローム 2




あぁあ!!大翔さんが言ってたんだよ!私が胡桃先輩に誘拐?されたとか言って放送して、私が理事長室を訪れた時!

今ではなんか懐かしいねぇ。胡桃先輩のペットだったことが


大和「良くねぇんだよ!日向ァ!テメェが犯人かぁ!」

ガシッ!!


走ってこちらにやってきた大和さんは、何故か雪くんの胸ぐらを掴んだ


璃夢「えぇえええ!!?ちょっ、大和さん!?それは体罰になっちゃうよ!?」


翼「お前、体罰って言葉知ってたんだな」


璃夢「そりゃ最近ニュースでよく聞くからね!!」


物騒な世の中だよ、全く!!

先に生まれただけで偉そうにしやがって!って思っちゃうよね!もう!


璃夢「とりあえず大和さんは雪くんを離してください!」


大和「………。」


ググッグッ

璃夢「もちあげないでぇえええええ!!」


雪「……意外と苦しくないな」


大和「ほぉ…?じゃあもっと締め上げてやろうかぁ?」


璃夢「それ以上は死ぬからぁあああ!雪くんも煽らないでっ!!」


私は大和さんをポカポカと叩いて、なんとか雪くんを救出した


璃夢「もうっ!殺人犯になるつもりですか!?知り合いがそんなので一躍有名人になるの嫌ですからね!?」


翼「おーおー、語彙力上がってね?頭に血、上ったか?どーどー落ち着けー」


ポンポンッ

そう言って翼は私の背中を撫でた


翼「?…なんかお前の背中凸凹してね?」


璃夢「っ!!きっ気のせいだよ!!」


あ、危なっ!ほんとに危なっ!今はもう暑くなってきたからブレザー着てないんだよ

カッターシャツだけだから…。生地も薄いし…。気をつけないと…。