INFATUATOシンドローム 2




なるほど!情報を盗んだり、変えたりするようなこともハッキングって言うんだったよね!

前にどっかで聞いた気がしてきた!


雪「どこを?」


翼「区役所をだよ!」


区役所!?


雪「はっ、さすがにそれはヤベぇだろ」


だよね…流石に区役所はハッキングしないよね……。まぁハッキング自体、ヤバイと思われるけど…。

それに、区役所ならセキュリティ?ってやつがしっかりしてるから情報なんて盗めなくない?


雪「区役所から盗むなら議員の個人情報盗むっての」


翼「そっちの方がヤベぇからな!?」


議員って、社会のテストで出たから覚えてるけど参議院とか衆議院の人たちでしょ!?盗んで逆にどうするの!?

《それだけでは無いが、そうである》

でも…どれだけ収入あるのかとか気になるっちゃ気になる…。


翼「はぁ…んで?どっからハッキングしたんだ?」


雪「この学校のセキュリティシステム」


翼「……まぁ学校ならいいか。」


なるほど…。確かに学校からなら絶対に月城先輩の情報があるし、正確なものだよね!

学校をハッキングするなんて考えたなぁと感心していると…


バタンッ!

「よくねえ!」


ビクッ

璃夢「っ、ビックリしたァ」


誰かが扉を勢いよく開けた。

あ、ちなみにここ屋上で、お昼休み中ね。今更だけど。

一体だれが入ってきたのかと思って扉のほうを見てみると、そこには大和さんがいた。


あれ…?前に誰か、『お前みたいなレアキャラが学校うろついたらパニックになる』とかなんとか……言ってたような……