龍虎「はぁ……嫌だ」
璃夢「そこは折れて下さいよ!!」
龍虎「折れるわけにはいかないんだ。大人しくしてろ」
そう言って私の頭をポンッと撫でると横を通り過ぎていった
璃夢「月城先輩!!」
呼び止めるけど、月城先輩は立ち止まることはしなかった。
璃夢「はぁ……」
翼「落ち込むなって!雪にタイマン申し込んだ時みたいに毎日乗り込めばいつか折れるって!」
璃夢「……そう思う?」
翼「…………おう!」
璃夢「明らかに間があったよね!?」
あれだけ頑なにイヤって言ってるんだから無理だよ…。
翼「なんとかなるって!雪だって、最初イヤイヤイヤイヤ駄々こねたけど」
雪「んなにイヤイヤ言ってねぇよ」
翼「いーや、これ以上に言ってたね。ま、そんな雪でも結局はお前の男気に負けてやってくれたじゃんか!」
………確かに…。雪くんも頑なだったかも…。それでもタイマン張れたんだし…。
璃夢「そうだね!!僕、毎日タイマン申し込みに行くようにする!」
翼「おう!俺らも手伝うぜ!」
璃夢「ありがとうね!」
それからまた、タイマンを申し込みに行く日々が始まった…。


