璃夢「とりあえずそういうことなので僕とタイマン張ってください!」
龍虎「……俺とタイマン張らないとお前は日比谷に挑戦できないんだよな」
璃夢「そういうことです!」
龍虎「ならば断ろう」
璃夢「何故ですか!?」
『ならば』ってなんですか!それって『じゃあ』って言葉と同じ意味でしょ!?
龍虎「俺はわざわざお前が傷つく道を作りたくない」
璃夢「なんで僕が傷つく前提なんですか?」
龍虎「女だからだ」
昴・理緒「「女ァ?」」
うわぁ、すご。さっきの翼と雪くんと全く同じ反応してるよ。
由宇「確かに女の子っぽいよね」
璃夢「有栖先輩!?」
女だって聞いて驚かないからなんか反論してくれるのかと思いきや、まさかの月城先輩側!?
由宇「けどまぁ、璃夢くんほど男気溢れる子はいないよね」
璃夢「有栖先輩っ!」
やっぱり貴方は素晴らしい方だ!
《見事な手のひら返しだ》
理緒「ちょっと由宇?何ハムスターちゃん懐柔しようとしてるの?」
かいじゅう?って怪獣?私、アニメに出てくる化け物にされようとしてるの?
《そっちのカイジュウではない》
《☆懐柔とは 手懐けたりして思い通りにしようとすることだよ☆》
由宇「誰もそんなことしようとしてないでしょ…。」
理緒「全く…。ハムスターちゃんは俺にだけ懐けばいいんだからね〜?」
さっきまでプンプンと怒ったような顔を有栖先輩に向けていたのに、今はニコニコ笑顔で私の頭をナデナデする胡桃先輩。


