璃夢「ぬ、脱ぐのは無理です!」


龍虎「女だからか?」


璃夢「違います!」


なんかいいわけ考えないとっ!どうしよう!どうしよう!!


「こらこーら!みんなしてハムスターちゃんを虐めないの〜!」

ギュッ


そんな声と同時に肩に巻き付く誰かの腕。私をハムスターちゃんと呼ぶのはあの人だけ


璃夢「胡桃先輩?」


振り返ってみると、さっきグラウンドでタイマンしたばかりの胡桃先輩がいた。

顔近っ!てか、さっき星宮先輩たちと帰っていかなかった?


翼「お前帰ったんじゃねえの?」


理緒「そーなんだけど、スマホ忘れてたの忘れてたんだ〜」


「マジ単細胞もいいところだよな」


するとまた新しい人の声が聞こえた。


理緒「ちょっと〜?俺、昴よりは頭いいと思うんだけど?」


「だね、昴よりは理緒の方が賢いね」


理緒「ほらぁ〜!由宇もそう言ってるよ?」


由宇「だけど理緒は精神年齢が子供だからね」


理緒「ちょっと!?」


昴「お前、どっちの味方だよ!」


由宇「俺は中立タイプかな」


なんと胡桃先輩だけでなく、星宮先輩も有栖先輩もが学校に戻ってきていた


理緒「龍虎せーんぱい?俺の大事なハムスターちゃんいじめないで欲しぃなぁ〜?」


龍虎「いじめたつもりは無いんだが」


理緒「でもハムスターちゃん、すごく苦しい顔してたよ?」


うぐっ、だって脱げとか言われたから。無理難題が来た時って辛いよね?