理緒「ちょっと八重樫!?俺の大事なハムスターちゃん叩かないでくれる!?」


わぁ!胡桃先輩、優しい!

胡桃先輩は翼に怒りながら、私の頭を撫でてくれた。

うんうん、やっぱり胡桃先輩はいい人だ!


理緒「これ以上バカになったらどうするの!可愛いからいいけどさ!」


バッ!
璃夢「前言撤回!いい人じゃない!」


私は胡桃先輩から離れた。


理緒「あ〜ぁ!なんで離れるの!」


璃夢「みんなして僕のことバカ呼ばわりして!もう知らない!」


帰ってやれ!帰ってやれ!お祝いなんてもういらないよ!後日やろう!

《やることに変わりはないらしい》


翼「怒んなって〜」


璃夢「もう疲れたから帰る!お祝いは明日やろうね!」


雪「打ち上げはやるのかよ」


だってみんなと遊びたいもん!!


璃夢「もちろん先輩方も参加してくださいね!!」


理緒「わぁい!お許しが出たぞ〜!」


昴「なんで怒り口調なんだよ」


由宇「怒ってるからじゃないかな?ありがたく参加させてもらうね」


璃夢「はい!そうしてくださいっ!じゃあさようなら!またあした!」


そして私は校舎に入って教室に向かった














璃夢「忘れ物はないよね。」


さっさと教室にやってきてしまった私だったけど、翼と雪くんが追いかけてきてくれて一緒に帰ろうと言ってくれた

すごいワガママな行動したのに、一緒に帰ってくれるなんて……二人ともマジ天!!

《さっそく使っている》


待たせるのは良くないし!早く行こー!


ガラガラッ

璃夢「?」


集合場所になっていると玄関に向かおうと教室を出ると、壁にもたれかかっている人がいた。

夕日で逆光になっていて顔がよく見えない

背格好的に男の子

《そりゃそうだろうな、男子校だもん》