理緒「ハムスターちゃんたちこれからゲーセン行くの?」


璃夢「そうですね。」


お金は明日借りた分返したらいいよね。それか私が代わりに奢ればいいんだしっ!


理緒「じゃあ俺も着いていこ〜っと!」


翼「えー。胡桃も来んのかよ〜。」


理緒「何?嫌なの?」


翼「だって2年トップ就任の宴だぜ?それなのに元2年トップのやついたら楽しむに楽しめねぇだろ」


理緒「そーいうもん?」


翼「そーいうもん」


理緒「俺はそー思わないけどな〜。……じゃあハムスターちゃんはどう思う?」


璃夢「ふぁっ!な、なんでしょう?」


理緒「えっ……もしかして………寝てた?」


璃夢「まままま、まさかっ」


そのまさかで…寝てました…。ごめんなさい…。だって、胡桃先輩が後ろから抱きしめててくれるから安定してるし…

それに、連日寝不足だったんだよね…。『ネックレスが見つからなかったらどうしよう』とか
『胡桃先輩は今頃どうしてるんだろう』とか
『出歩いて女遊びしてないよね』とか
『倒れてたりしてないよね』とか…


気になって気になって仕方なかったんだもん…


理緒「それで?俺が一緒に行くのは嫌?」


………どこに?

《全くと言っていいほど話を聞いていなかったらしい》


ベシッ

璃夢「いてっ!」


翼「聞いてなかったのかよ」


璃夢「聞いてなかったけどなんで叩くの!?叩く必要なくない!?」


聞いてなかったのは確かに悪いけど…。普通叩く!?

もう!叩かれたせいで頭良く回らなくて同じことしか考えられなくなっちゃったじゃん!

《責任転嫁はよくない》