翼「よしっ!ゲーセンで2年トップ就任祝いだな!」
璃夢「2年トップ……?」
2年トップ……そっか!!私、今胡桃先輩とタイマンしたんだ!それで勝ったんだ!
璃夢「そうだよね!2年トップになるってことだもんね!」
翼「あぁ?気づいてなかったのかよ」
璃夢「うん。胡桃先輩に星宮先輩と有栖先輩の存在気づかせるにはタイマンで勝つしかないと思ってて…」
それしか頭になかったよね…。そっか…私、胡桃先輩とのタイマンに勝ったんだ!
《何度言うんだよ》
翼「まぁその方がお前らしいし、いいんじゃね?つーわけで、ゲーセンは俺の奢りだ!」
そこでどうして『つーわけで』!?全然繋がってない気がするし…。
璃夢「奢ってもらわなくていいよ!逆にネックレス探すの手伝ってくれたんだし、僕が奢るよ!」
まずはそっちだよね!私の2年トップ就任祝いより、ネックレス発見祝いしないと!
お財布にいくらはいって……
璃夢「ぁああああ!!」
ビクッ
翼「んだよっ、ビックリしたぁ…」
璃夢「ど、どうしよう…」
雪「情けない顔するな。男だろ」
女だもんっ!もう!すぐ『男なんだから』って言うんだから!
男の子の中にも泣き虫さんいても可笑しくないし!ナヨナヨしてても可笑しくないもん!
って!そんなこと良くて!
璃夢「ごめん二人とも!僕今日お財布忘れたんだった…」
だから私は奢れないっ!
璃夢「今度行こ?ちゃんとお財布にお金いっぱい入れてくるから!」
お財布持ってきてたら、2千円は入ってたんだけどなぁ…。


