落ちた川の場所は運悪く、入るとすぐに深いところだった。
息ができなくて手足が思うように動かせない
ど、どうしようっ!
私、死んじゃうかもっ
「……っ……む!」
ザバッ
璃夢「けほっけほっ!はぁ、はぁ…」
すると肺の中にいっぱいの酸素が入ってきた
肩をいっぱい使って息をした
し、死ぬかと思った…
雪「大丈夫か!?」
璃夢「ゆ、雪くんっ、ありがと」
雪「はぁ…お前も注意力が散漫なんだよ」
璃夢「ははっ、雪くんが難しい言葉使ってる」
散漫なんて、よくわからない言葉使ってるもん。
「すいません!璃夢さん!俺ぶつかっちゃって!」
そう言って謝ってきたのは、同じクラスで林間学校の実行委員を一緒にやってる山下くんだった
璃夢「あははっ、大丈夫だよ?野球やるならもっと広いところでやらないとね?」
山下「ほんっとゴメンなさい!」
璃夢「いいよ、気にしないで?」
でも山下くんも軍手で野球とかする方の男の子だったのね。
アレだね、玖音みたいな真面目さんと、ヤンキーくんを足した感じ
《二で割ってくれ》
雪「はぁ……お人好しが…」
璃夢「雪くんもホントにありがとう。」
雪「別に。」
結構遠いところにいたと思ったんだけど、意外と近くにいたんだね。じゃなきゃこんなに早く助けられるわけないもんね
大翔「オイオイ大丈夫か?」
騒動を聞きつけたのか、呼ばれたのかわからないけど大翔さんが来た
璃夢「まぁ、一応」
大翔「……はぁ。とりあえず俺のジャージ羽織れ」
大翔さんは私の腕を引っ張って川から上がらせるとジャージを頭にかけてきた
璃夢「わっ!大翔さん?」
大翔「お前が風邪ひくと面倒臭いんだよ。主に大和と荘司がな。」
璃夢「でも僕びしょ濡れだから大翔さんのジャージも濡れちゃいますよ?」
大翔「今度新品買えよな」
璃夢「高校生にたかりますか!?」
もう!そこは『気にすんな』とかカッコイイこと言ってくれるんじゃないの!?


