INFATUATOシンドローム 2






大翔「林間学校は中止になった」


璃夢「………え?」


「「「はぁあああ!!?中止ぃぃいいい!?」」」


大翔さんの言葉にみんなが叫んだ

まさか大翔さんから聞かされたのは林間学校中止のお知らせだった。


鷹也「なんでだよ!めっちゃ天気いいじゃん!」


鷹也くんの言葉を聞いて窓の外を見てみたけど、まさに快晴。雲ひとつないほど天気がよかった。

中止の理由は天気じゃないんだ。じゃあなんだろう?


大翔「昨日の夜、局地的な雨が降ったことで行先だった山で土砂崩れがあったんだよ」


局地的な雨って…しかも、行き先に?運悪いのか逆に運がいいのか分かんないね…


煌月「じゃあ行先は滝山(たきやま)だったんだな」


すると隣にいた煌くんがそんなことを言った


璃夢「なんで滝山だと思うの?」


煌月「今朝のニュースで滝山で土砂崩れがあったって言ってたからですよ」


璃夢「へぇ〜」


凄いなぁ煌くん。ちゃんとニュース見てるんだ。私、朝は天気予報だけ見たら洗濯物とかしてるからなぁ。

《それもそれですごいと思う》


大翔「つーわけで今日は普通の授業な」


「「「「はぁあああ!!?ふざけんな!!」」」」


璃夢「凄い、みんなはハモってる」


「「「「なんで魁(璃夢さん)は何も言わないわけ!?」」」」


えー!私に対する不満までハモらせてくる?みんな意見一致しすぎじゃない?

すると廊下が一気に賑やかになった


というか、うるさい?

《オブラートに包むのをやめた》


大翔「チッ、これだからガキは」


物騒な言葉を零した大翔さんは廊下に出ていった

私も気になったので廊下に出てみると


璃夢「うわぁ…なんじゃこりゃ」


廊下には私服を着たヤンキーたちで溢れかえっており、壁や窓を殴ったり蹴ったりしていた。

酷い人は先生を蹴っていた……。