璃夢「玖音なら大翔さんも安心だね」


大翔「本来ならオメェ一人に任せてぇけどな」


あははっ、だよね〜。玖音の貴重な時間を奪ってしまうことになるんだし…。


璃夢「ゴメンね、玖音。僕一人だと心配だから一緒に委員会出てくれる?」


玖音「璃夢が言うならいいけど…。」


璃夢「けど?」


玖音「………璃夢のファンに殺されそう…」


玖音は小さな声でそう言った


璃夢「僕のファン?」


なんで私と玖音が一緒に委員会に行くだけで殺されちゃうの?

というか、私自身誰がファンクラブ作って、誰がファンクラブの人なのか知らないんだけど

とりあえず玖音は私の大事な友達だから、殺されると大変なので


璃夢「大丈夫だよ、玖音!もし殺されそうになっても僕が助けるから!」


玖音「り、璃夢っ」


多分、そんなことにはならないと思うけどね。だってみんないい人だろうし。人殺しにはならないよ。


大翔「じゃあ話はまとまったな。頼んだぞ小桜」


玖音「は、はい」


そう言った大翔さんはそのまま教室を出ていった


煌月「もうすぐ1限目始まるし、準備しましょう?」


そう煌くんに言われて時計を見るとあと1分くらいでチャイムがなりそうだった


璃夢「1限目は…クマ爺だ!」


クマ爺(じい)。私が命名した、世界史の担当先生

クマ爺、見た目は怖いけど優しいから私は世界史の授業が好き。でもみんな怯えてて楽しくなさそう

なんでだろうね?




そうして1限目から4限目まであっという間に時間が過ぎた