すると胡桃先輩は私の首に顔を埋めた


璃夢「?胡桃先輩?大丈夫ですか?」


どうしたんだろう?立ちくらみとかかな?お風呂上がりだったし、体が冷えてしまってダルいのかもしれない


理緒「……ハムスターちゃんから俺の匂いがする」


言われてみれば。

そう思って私は自分の髪の毛や借りた服の匂いを嗅いでみた


璃夢「ホントですね。胡桃先輩と同じ匂いがします。ふふっ」


理緒「ん?どうかした?」


璃夢「いや、なんかずっと胡桃先輩に抱きしめられてるみたいだなぁと思って」


お布団の中に入ったら、余計にそう思えそうだよね

すると何故か私を抱きしめる力が強まった


理緒「はぁ…」


そして何故かため息をついた。

え?私のせいか!?私のせいでため息ついたのですか!?


璃夢「く、胡桃先輩?」


私何した?何もしてない気がするけど何かしちゃった!?

胡桃先輩がため息つく原因が分からなくて混乱していると


理緒「もー……マジ……込めたい…」


『マジ込めたい』?何を?

かなり小さい声だったので聞き間違いかもしれないけど言葉の意味が理解できなかった


理緒「ホント、どうしてくれようか…」


え?それ私のことでしょうか!?

どうしてくれようって…すごい怒ってない!?どうしよう!

何故胡桃先輩が怒ってるのか分からなくて、さらに混乱してしまう


璃夢「ご、ごめんなさいっ!」


そしてとりあえず謝ることにした。

私の所為で怒ってることに違いはないのでとりあえず謝る!!