『これカッコイイ!』とか『これ美味しそう』とかなんとかで…なんかコレクション?してて…結局負けるという…

うん、胡桃先輩には難しい麻雀の方が向いてたりするかもしれない。私は麻雀よりドンジャラの方が簡単だから好きかな。


UNOは、ルールの理解が初めの方追いつかなかったこともあったから有栖先輩が一番、星宮先輩が二番、胡桃先輩が三番で私がドベだった

なんか記号は最後まで残しちゃいけないこと忘れちゃうし、何より残り一枚で『UNO!』って言うの忘れて2枚手札に入れなきゃいけないから、結局減らなかったよね


それで最後のゲームと言ってトランプの誰でも知ってるババ抜きを始めたというわけ


理緒「また俺がドベなの~?みんなイカサマしてるんじゃないの?」


イカサマ?

《☆イカサマとは 簡単に説明するならインチキのこと☆》


何かインチキして細工をしたってこと?


昴「ババ抜きにイカサマもクソもあるかよ」


理緒「だって可笑しいもん!みんな全然ババ取ってくれないし…。どれがババかわかるように細工したんでしょ!」


由宇「大体そのトランプ、理緒のでしょ?細工なんて出来るわけないじゃん」


理緒「はっ!そっか!」


昴「オメェ顔にすぐ出るんだよ。分かりやすいったらありゃしねぇ」


そう、胡桃先輩は騙されやすい上に分かりやすかったのだ。

《璃夢に言われちゃお終いだ》


だって、私がわざとババだけを上に出して引かせやすいようにしたら『じゃあこれにしよ〜』って言って取っていくし…見るからに怪しいのに!

それに、ババを選ぼうとするとすごい笑顔になるのに、ババ以外を選ぶと手に力入ってるし、顔怖くなるんだもん