理緒「いーから早く行けよ〜!よーし由宇!一番風呂ジャンケンだよ〜!」
由宇「もはや男気ジャンケンではないね」
星宮先輩は『しゃーねーな』と言うと頭をガシガシとかきながら部屋を出ていった
胡桃先輩と有栖先輩はジャンケンを初め、胡桃先輩が一番風呂に入ることになった
というか、私あんなに早くお風呂入らせてもらってよかったのかな?
ダンダンダンッダンッ
すると何かが扉に当たる音が聞こえた
パシ──────────ンッ!
昴「イッテェェエエエ!」
しかしその後すぐにパシンといい音がしたかと思うと、星宮先輩の叫び声が聞こえた
ガチャ
そして扉が開いたので星宮先輩かな?と思って見てみたけど入ってきたのはまさかの透さんでした
あれ?透さんってキッチンで洗い物してなかったっけ?
昴「いってぇ、マジで叩くことねぇじゃん」
そしてその後ろから大きな箱を抱えた星宮先輩があらわれた
理緒「ぷ〜くすくすっ!透に殴られたんでしょ〜?ざま〜ないね〜」
由宇「扉を蹴ったりするからそういうことになるんだよ」
扉を蹴った!!?
あのダンダンという音は扉を蹴った音だったらしい
よくあんなに綺麗で大きな傷一つない扉を蹴れたよね。私は怖くて蹴れないよ。まず物を蹴ったりしないし。
昴「マジ痛てぇ。」
由宇「自業自得」
理緒「早くゲームしよ〜!」
頭が痛いと言う星宮先輩に誰も労りの言葉をかけず、胡桃先輩に至っては星宮先輩の持っていた箱を奪うようにとってソファのある方に向かっていった
璃夢「大丈夫ですか?星宮先輩」
昴「あぁ。」
そう返事をしながら頭をさすっていた。


