理緒「ん〜!美味しいっ!あれ?ハムスターちゃん食べないの?」
透「お気に召しませんでしたか?」
璃夢「っ!違います!そうじゃないんです!」
料理に手をつけ始めないことを不思議に思ったらしい。しかもビーフシチューが嫌いなのかと勘違いをさせてしまった
昴「だったら早く食えよ」
由宇「何かあった?」
うん、優しい言葉かけてくれる有栖先輩好き。
璃夢「僕、誰かに料理作ってもらったの久しぶりだなぁと思って」
そう、固まった理由はコレだ。
いつもは自分が作る側。
最近じゃお母さんの負担を減らしたくて夜食作ったりして、料理担当は私になってたから。
って!こんな話しても気まづくりなりそう!
璃夢「それじゃあいただきます!!透さん、ありがとうございます」
透「お口に合うと良いですが…」
絶対美味しいに決まってる!
そう思って一口食べてみる
パクッ
璃夢「もぐもぐ…っ!!美味しいっ!」
これ、ルーを使った味じゃない気がする!!
璃夢「これ!どうやって作ったんですか!?」
私は勢いよく振り向くと、食い気味に透さんに聞いてしまった
璃夢「あ、ゴメンなさい、食事中に」
そうだよ、いま食事中だから!大人しくしないと…。
恥ずかしくなって顔が赤くなるのを意識しながら顔を正面に戻した
透「もしよろしければレシピをお渡ししましょうか?」
イスの上で俯き大人しくしていると透さんがそんなことを言ってくれた


