星宮先輩は!絶対に将来ヤクザになるのがいいと思います!!お似合いです!
てかアレ?有栖先輩、『お泊まり』って言った?
理緒「もー!今日はハムスターちゃんもお泊まりするんだから仲良くしなきゃダメだよ〜!」
胡桃先輩はそう言うと私を星宮先輩から引きはがしてくれた
はがしてくれたのは良いが……
璃夢「先輩たちも泊まるんですか!!?」
由宇「うん」
昴「ったりめーだろ!」
え、ええぇ…どうしよう!性別バレちゃう可能性が上がってしまったよ!!?
あ、でもお風呂にはもう入らせてもらったか、後は寝るだけか…。それなら大丈夫かも…
理緒「よーしっ!じゃあご飯でも食べようか!昴はお腹空いててイライラしてるっぽいし!」
昴「イライラなんてしてねぇーよ!!」
チラッと時計を見てみると、7時を少し過ぎていた
ありゃ、もうこんな時間なんだね。いつもだと、この時間はお皿洗いしてるかな?
くぅぅううううううう〜
するとお腹が鳴ってしまった。しかもかなり大きな音で…
はっ、恥ずかしっ!
由宇「璃夢くんもお腹空いたみたいだし、リビングに行こうか」
昴「身長はちっせぇくせに腹の音はデケェのな」
理緒「何それ!ハムスターちゃんのお腹の音可愛すぎるんだけど!?なに?お腹に犬でも飼ってるの!?」
そう言って胡桃先輩はいつものように抱きついてきた。そしてほっぺをすりすりしてきた。
うゆ〜。意識したらお腹すごい減ってきたァ〜
理緒「それじゃあ行こうか!リビングはね〜こっちだよ〜!」
抱きつくのをやめた胡桃先輩は私の手を取ると歩き出した
え、えぇ!家の中でも手を繋ぐんですか!?
周りの目が気になったけれど、星宮先輩ですら何も言わずそのまま1階へと降りていった


