INFATUATOシンドローム 2





星宮先輩は!絶対に将来ヤクザになるのがいいと思います!!お似合いです!

てかアレ?有栖先輩、『お泊まり』って言った?


理緒「もー!今日はハムスターちゃんもお泊まりするんだから仲良くしなきゃダメだよ〜!」


胡桃先輩はそう言うと私を星宮先輩から引きはがしてくれた

はがしてくれたのは良いが……


璃夢「先輩たちも泊まるんですか!!?」


由宇「うん」


昴「ったりめーだろ!」


え、ええぇ…どうしよう!性別バレちゃう可能性が上がってしまったよ!!?

あ、でもお風呂にはもう入らせてもらったか、後は寝るだけか…。それなら大丈夫かも…


理緒「よーしっ!じゃあご飯でも食べようか!昴はお腹空いててイライラしてるっぽいし!」


昴「イライラなんてしてねぇーよ!!」


チラッと時計を見てみると、7時を少し過ぎていた

ありゃ、もうこんな時間なんだね。いつもだと、この時間はお皿洗いしてるかな?


くぅぅううううううう〜

するとお腹が鳴ってしまった。しかもかなり大きな音で…

はっ、恥ずかしっ!


由宇「璃夢くんもお腹空いたみたいだし、リビングに行こうか」


昴「身長はちっせぇくせに腹の音はデケェのな」


理緒「何それ!ハムスターちゃんのお腹の音可愛すぎるんだけど!?なに?お腹に犬でも飼ってるの!?」


そう言って胡桃先輩はいつものように抱きついてきた。そしてほっぺをすりすりしてきた。

うゆ〜。意識したらお腹すごい減ってきたァ〜


理緒「それじゃあ行こうか!リビングはね〜こっちだよ〜!」


抱きつくのをやめた胡桃先輩は私の手を取ると歩き出した

え、えぇ!家の中でも手を繋ぐんですか!?

周りの目が気になったけれど、星宮先輩ですら何も言わずそのまま1階へと降りていった