理緒「なぁにしてるの?」
ビクッ
璃夢「っ…」
い、いつの間にっ!?
さっきまで居なかったはずの胡桃先輩が後ろに立っていた
え?え!?胡桃先輩ってもしかして忍者なの!?気配消すの上手すぎない!!
驚き固まる私をよそに胡桃先輩は写真立てをパタンとふせた
璃夢「ご、ごめんなさいっ…勝手に見て…」
ふせるってことは見られたくなかったってことだよね…?
ど、どうしようっ。胡桃先輩、無言だ。何も言ってくれないよ!怒ってるのかもっ…
理緒「お風呂、スッキリした?」
璃夢「へっ?あ、スッキリしました。ありがとうございます」
小首を傾げて問いかけてくる胡桃先輩。
よ、よかった。怒ってない…?
理緒「それにしてもズボンはどうしたの?」
璃夢「ズボンは引きずってしまいそうだったので」
そう言って私はズボンを胡桃先輩に渡そうとした
璃夢「………胡桃先輩?」
しかし何故か私をじっと見つめたまま喋りもしないで、受け取ろうともしない。
え、え?なに!?何か変かな?
理緒「………ホント、反則ワザ使ってくるよね」
反則ワザ…?私別にワザかけてないよ?
《伝わらない》


