璃夢「くくく、胡桃先輩!!?」
間接キスなんてダメだよっ!!だってキスって好きな人とするんでしょ?!キスは大切にしないとっ!
胡桃先輩のマグカップから目を離さないようにしないとっ!!
マグカップをなるべく自分の方に寄せて守るようにして両手で持った
璃夢「……。」
じーっとマグカップを見つめていると、私に影がかかった。
何事?と思って少し顔を上にあげると胡桃先輩の顔がとても近くにあった。
璃夢「く、るみ先輩?」
予想していたことと違うことが起こりそうで私は驚いて固まってしまった
そんな私にきっと気づいているだろう胡桃先輩は止まろうともしないで私にどんどん近づいてきた
えっ?えっ?何しようとしてるの?そんなことを考えていると
璃夢「あつっ!!」
理緒「!?」ゴクッ
膝になにか熱いものがかかった。何かと思って見てみるとマグカップが傾き、ココアが零れてしまった
璃夢「わぁああ!どうしよう!どうしよう!」
ココアって意外と色落ちにくいんだよな!どうしよう!!
理緒「だ、大丈夫!?ハムスターちゃん?!」
璃夢「大丈夫じゃないですっ!!」
わぁぁああ!どうしよう!!クリーニングできるのかな!?えっ、無理じゃない!?あ、取ればいい!?てかいくらかかる!?
理緒「ハムスターちゃん!ヤケドになるから早く冷やすよ!」
璃夢「そんなのどうでもいいんですよ!!それよりソファですって!!」
私が焦っていた理由、 それは綺麗だったソファにココアを零してしまったからだ!!
ど、どうしよう!ホントにどうしよう!!
何かやらかしてしまうのではと思っていたけど、まさか本当にやらかしてしまうとは…


