INFATUATOシンドローム 2



理緒「じゃあさっそく俺の部屋にご招待!」


そう言ってまた私の手を掴み、二階に向かった

階段を登りきり、右側には窓があり、左側にはとても長い廊下があった

廊下長っ!!何メートルくらいあるんだろう…。まぁ私の家の100倍くらいはあると思う

《100倍はヤバいだろう》


理緒「俺の部屋はコッチだよ〜」


そう言ってまた私の手を引きながら歩き出した

長い廊下を歩き、途中で曲がり角が現れた。そしてそこを曲がった。

そして一番奥の左側の部屋の前で止まった


理緒「ここが俺の部屋ね?」


扉を見てみると、オシャレに理緒とローマ字で書いてある木の板がかけてあった

《プレートって言って》

ガチャ

理緒「さぁ、入って?」


そう言って私を部屋に入れてくれた


璃夢「失礼しま………」


『失礼します』と言おうとして私は固まった。なぜなら……


璃夢「ひ、広いっ!!」


とても広かったからだ。広いだけじゃない。綺麗だし、オシャレだ。

私の部屋とは大違いだ。


理緒「そうかな?とりあえず飲み物入れるから、ソファに座ってて?」


へ、部屋にソファ!!?えっ!?ソファってリビングとかにしかないんじゃないの!?それか、お偉いさんの部屋!!

や、やっぱり私の部屋とは大違いだ!!

ビックリし固まっている私をソファに座らせた胡桃先輩は部屋を出てキッチンに向かうのかと思えば、後ろでなにやらカチャカチャと音をたて始めた

まさかと思って恐る恐る後ろを振り返ると…


理緒「ハムスターちゃんはやっぱりピンクのマグカップだよね?」


キッ、キッチン!!?

後ろにはピンクと黒のマグカップを持ち私に笑いかける胡桃先輩がいた。そしてその背景には、コンロや流し台の着いたもの