学校を出て数分後
理緒「ココが俺の家だよ」
胡桃先輩の家に到着した
そして私は驚いた
璃夢「………大き…」
胡桃先輩によって連れてこられた場所、そこは高級住宅街と言われる場所だった。他の人の家も凄いが、胡桃先輩の家が一番大きく綺麗だ。
す、すごいな。これ、よくテレビで見る外国の家だよ。オシャレだなぁ。どうして私の周りにはお金持ちが多いんだろう?それもそれで疑問だよね
……はっ!もしかして私が貧乏なのは皆がお金持ちだから!?私の金運を皆が持って行っているのか!
《それは違うだろう。》
理緒「さぁ!入って!」
ボケーッとしながら考えている間に胡桃先輩は玄関の扉を開けて待っていた
あ、あれ!?いつの間に?さっきまで手繋いでたのに?
疑問と驚きを抱えながら私は胡桃先輩の近くまで行き、家の中へ入らせてもらった
璃夢「お邪魔します……わぁ」
中に入ってからも私は驚いた。
玄関の幅は私の家の倍の倍の倍くらいあり、コンクリートではなく何かつるつるしたような石でできてる
入ってすぐの正面には長く広い廊下がみえ、少し左に視線をずらすとこれまた大きな階段がある
まるでアニメにでてきたお城にあるような階段だ
………いくらかかってるんだろう。
《値段を考えてしまうのは貧乏人の性》
理緒「はい、スリッパ」
璃夢「あ、すいません!ありがとうございます」
家の中ぐるぐる見すぎたよね?すっごい態度悪いし、行儀悪いじゃん!
私は申し訳ない気持ちと恥ずかしい気持ちで俯きつつスリッパを履いた


