INFATUATOシンドローム 2





璃夢「あの……どうして月城先輩はいつも僕の頭を撫でてくれるんですか?」


龍虎「………すまない。嫌だったか?」


そう言うと撫でるのを辞めてしまった


璃夢「あぁ!違うんです!僕、月城先輩に撫でられると、とっても落ち着くんです!」


なんだか懐かしく感じるしね。


璃夢「だけど、なんで撫でるのか気になっちゃって。特に意味が無いのかもしれないんですけど」


龍虎「………すまない、無意識だ」


無、無意識!?それは、無意識に私の頭を撫でてるってことですか!?


龍虎「それじゃあ俺も戻る。お前も早く行けよ」


璃夢「はっ!そうですね!!」


ということで、私は教室に戻り、スケッチブックと筆記用具をもって外に出た

今回は誰ともぶつからずにちゃんと授業に出れましたから!!




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そして時間はあっという間に過ぎ、今はもう放課後。

月城先輩に言われたようにタイマンを張って、ネックレスを返すために私は胡桃先輩と二人きりになっていた

あ、放課後に二人きりなのはいつも通りか


理緒「今日はどこに行こうかなぁ〜。うーん…ハムスターちゃんはどこに行きたい?」


璃夢「僕ですか?…僕は胡桃先輩の行きたいところに行きたいです」


胡桃先輩に丸投げしちゃってるのも事実だけど、私が行きたいところなんてスーパーか、セール中のデパートだけだもん

それなら胡桃先輩の行きたいところ聞いた方がいいよね?