INFATUATOシンドローム 2




龍虎「手っ取り早いのは、タイマン張って、胡桃にそのネックレスを返せばいい」


『タイマン張って、ネックレスを返す』か…。けどそれが一番いいのかも……。

タイマン張って、強さを見せつけて今まで認めてもらってきたし…。このネックレス見て、色んな人が何か言ってたし…。


璃夢「そうですね…僕、そうしてみます!ありがとうございます!月城先輩!」


龍虎「あぁ…。」


早速、胡桃先輩にタイマン張ってもらえるように頼んでみよう!!


璃夢「じゃあ早速行ってきます!!」


そして階段を上がりに行こうとすると


龍虎「待て璃夢。」


腕を掴まれ止められてしまった。


璃夢「へっ?」


な、なんだろう…?

何を言われるのかとまた警戒してしまう。


龍虎「だから警戒するなと言っている」


璃夢「ご、ごめんなさい…」


龍虎「まぁそうさせているのは俺か…」


そう言って悲しそうな表情をしてしまった

あ……私、さっきから酷い態度とってる…。誰だって怯えられたり、警戒されたりするのは嫌だよね…。

私も、自分に怯える目を見るの、すごく悲しいもん…。


璃夢「月城先輩…ごめんなさい…」


龍虎「いや、いいんだ。俺が悪い」


璃夢「月城先輩は悪くありません。…人を先に傷つけた方が悪いんです…。」


昔、誰かに言われた言葉…。お母さんだったのか、おじいちゃんだったのか、はたまた先生だったのかは分からないけど、その通りだと思ってる


龍虎「っ…。お前、やっぱり」


璃夢「?」


龍虎「………いや、何でもない。今は胡桃とタイマン張ることに集中しろ」