龍虎「手っ取り早いのは、タイマン張って、胡桃にそのネックレスを返せばいい」
『タイマン張って、ネックレスを返す』か…。けどそれが一番いいのかも……。
タイマン張って、強さを見せつけて今まで認めてもらってきたし…。このネックレス見て、色んな人が何か言ってたし…。
璃夢「そうですね…僕、そうしてみます!ありがとうございます!月城先輩!」
龍虎「あぁ…。」
早速、胡桃先輩にタイマン張ってもらえるように頼んでみよう!!
璃夢「じゃあ早速行ってきます!!」
そして階段を上がりに行こうとすると
龍虎「待て璃夢。」
腕を掴まれ止められてしまった。
璃夢「へっ?」
な、なんだろう…?
何を言われるのかとまた警戒してしまう。
龍虎「だから警戒するなと言っている」
璃夢「ご、ごめんなさい…」
龍虎「まぁそうさせているのは俺か…」
そう言って悲しそうな表情をしてしまった
あ……私、さっきから酷い態度とってる…。誰だって怯えられたり、警戒されたりするのは嫌だよね…。
私も、自分に怯える目を見るの、すごく悲しいもん…。
璃夢「月城先輩…ごめんなさい…」
龍虎「いや、いいんだ。俺が悪い」
璃夢「月城先輩は悪くありません。…人を先に傷つけた方が悪いんです…。」
昔、誰かに言われた言葉…。お母さんだったのか、おじいちゃんだったのか、はたまた先生だったのかは分からないけど、その通りだと思ってる
龍虎「っ…。お前、やっぱり」
璃夢「?」
龍虎「………いや、何でもない。今は胡桃とタイマン張ることに集中しろ」


