INFATUATOシンドローム 2



璃夢「月城先輩!!その噂はツイッツーやFacciaLibro、ミンスタに載ってるんですか!?」


それだとかなり不味いっ!!だってそれだと全世界の人に私の性別がバレちゃう!!

《全世界の人にバレることはありえない》

ど、どうして!?なんでそんなっ!

一人取り乱していると


龍虎「落ち着け。」


そう言ってまた頭を撫でてくれた。

あ、ちょっと落ち着いた…ふぅ……。


龍虎「載っていたのはそれらでは無い。」


それらでは無い……ってことは!他には載ってるってこと!?


璃夢「どこに載ってるんですか!?」


消せるかな!?私の力で消せるかな!?絶対無理だァァァ!!


龍虎「だから落ち着けと言っている」


そう言って今度は背中をぽんぽん優しく叩いてくれた。

ほぉ……ちょっと落ち着いた…。なんだろう…月城先輩は、翼とは違ったお兄ちゃん感がある。


龍虎「載っているのは確かだが、学校のネット掲示板だ」


ネット掲示板?何それ?


龍虎「携帯を持ってないなら存在すら知らないよな。」


私がポカンとした表情をしていたのに気づいた先輩が説明してくれた

ありがたやーありがたやー!


この学校、京極には『京極ネット掲示板』というのがあるらしい。

情報処理の授業で与えられた自分のIDとパスワードが必要なので、この学校の生徒にしか見えないようになっているらしい。