INFATUATOシンドローム 2




璃夢「カップル?」


龍虎「そうとも言うな。噂通りなのか?」


璃夢「ちちちち、違いますよ!?」


なんでそんな噂が生まれた!?ココ、男子校!

《だからこそ生まれたのだ》

意味不明だよ!?


龍虎「じゃあやっぱりデマか。」


璃夢「そうです!僕、胡桃先輩のペットではありますがカップルでは無いです!!」


龍虎「そうか。恋人ではなくペットなんだな………。ん?」


璃夢「?」


龍虎「…………お前は…ペットなのか?」


璃夢「?そうですよ?」


龍虎「………はぁ……」


そう言うと何故か重く深いため息をつかれた。

えっ!?な、なんで!?


龍虎「……バカなんだよな………」


璃夢「ちょ!?なんでしみじみと言うんですか!?」


しかも、私を見つつ遠く見てますよね!?なんですか!その、コイツはもうダメだみたいな目!

もう!失礼しちゃうな!


龍虎「……璃夢、お前携帯は」


璃夢「あ、僕携帯持ってないんですよ」


龍虎「はぁ…今の時代そんな嘘が通用するわけないだろう…」


えっ。これまた重苦しいため息つかれたけど嘘じゃないからね!?


璃夢「ホントに持ってないんです!なんなら翼や雪くんに確認しますか!?」


なんなら荘司さんを呼んでもいい!!


龍虎「……ホントなのか」


璃夢「僕、そんなくだらない嘘つきません」


なんで携帯持ってないんですって嘘つかなきゃいけないのよ。


龍虎「…それは悪かったな。だいたい携帯持ってないから噂を知らないんだよな」


えっ?携帯で噂が分かっちゃうの?検索できちゃうわけないよね?…………まさかっ!!