璃夢「カップル?」
龍虎「そうとも言うな。噂通りなのか?」
璃夢「ちちちち、違いますよ!?」
なんでそんな噂が生まれた!?ココ、男子校!
《だからこそ生まれたのだ》
意味不明だよ!?
龍虎「じゃあやっぱりデマか。」
璃夢「そうです!僕、胡桃先輩のペットではありますがカップルでは無いです!!」
龍虎「そうか。恋人ではなくペットなんだな………。ん?」
璃夢「?」
龍虎「…………お前は…ペットなのか?」
璃夢「?そうですよ?」
龍虎「………はぁ……」
そう言うと何故か重く深いため息をつかれた。
えっ!?な、なんで!?
龍虎「……バカなんだよな………」
璃夢「ちょ!?なんでしみじみと言うんですか!?」
しかも、私を見つつ遠く見てますよね!?なんですか!その、コイツはもうダメだみたいな目!
もう!失礼しちゃうな!
龍虎「……璃夢、お前携帯は」
璃夢「あ、僕携帯持ってないんですよ」
龍虎「はぁ…今の時代そんな嘘が通用するわけないだろう…」
えっ。これまた重苦しいため息つかれたけど嘘じゃないからね!?
璃夢「ホントに持ってないんです!なんなら翼や雪くんに確認しますか!?」
なんなら荘司さんを呼んでもいい!!
龍虎「……ホントなのか」
璃夢「僕、そんなくだらない嘘つきません」
なんで携帯持ってないんですって嘘つかなきゃいけないのよ。
龍虎「…それは悪かったな。だいたい携帯持ってないから噂を知らないんだよな」
えっ?携帯で噂が分かっちゃうの?検索できちゃうわけないよね?…………まさかっ!!


