龍虎「そうか…。……そのネックレスは…」
璃夢「あ、これですか?胡桃先輩に貰ったんです」
龍虎「………あの噂は本当だったのか…」
え?月城先輩も噂知ってるんですか?
煌くんや大空くんたちに聞こうと思って結局聞けてないんだよね、その噂の内容。月城先輩、教えてくれるかな?
璃夢「あの、その噂ってなんですか?」
龍虎「なんだ。知らないのか?」
コクンと私は頷いた。
2つあるらしいんだけど、月城先輩はどっち知ってるんだろう?
龍虎「『胡桃理緒にタイマンで負けたことによって、首輪を付けられペットにされている』っていう噂なんだが…」
………ん?
璃夢「僕が胡桃先輩とのタイマンで負けて、ペットにされてるってことですか?」
龍虎「そうだ。」
んんん?えっ?何その噂。
璃夢「半分あってて半分あってないんだけど…」
龍虎「半分合ってないのか…じゃあ、『タイマンに負けて、パシリにされてる』が正解か…」
璃夢「えっ!?ソッチ!?」
龍虎「違うのか?」
逆に私がタイマン張ったら負けると思ってるってことですよね!?心外だよね!…まぁやってないから一概に嘘とは言えないっていうね
璃夢「僕、まだ胡桃先輩とタイマン張ってないんですよ…」
龍虎「そうなのか?じゃあもう一つの噂が…」
璃夢「もう一つの噂もご存知なんですか!?」
なんで月城先輩はそんなに知ってるの!?私は全然知らないのに!
龍虎「あぁ。もう一つは『胡桃理緒と付き合ってる』って噂だ」
ツキアウ?それは、あの、あれですか?


