INFATUATOシンドローム 2



龍虎「そうか…。……そのネックレスは…」


璃夢「あ、これですか?胡桃先輩に貰ったんです」


龍虎「………あの噂は本当だったのか…」


え?月城先輩も噂知ってるんですか?

煌くんや大空くんたちに聞こうと思って結局聞けてないんだよね、その噂の内容。月城先輩、教えてくれるかな?


璃夢「あの、その噂ってなんですか?」


龍虎「なんだ。知らないのか?」


コクンと私は頷いた。

2つあるらしいんだけど、月城先輩はどっち知ってるんだろう?


龍虎「『胡桃理緒にタイマンで負けたことによって、首輪を付けられペットにされている』っていう噂なんだが…」


………ん?


璃夢「僕が胡桃先輩とのタイマンで負けて、ペットにされてるってことですか?」


龍虎「そうだ。」


んんん?えっ?何その噂。


璃夢「半分あってて半分あってないんだけど…」


龍虎「半分合ってないのか…じゃあ、『タイマンに負けて、パシリにされてる』が正解か…」


璃夢「えっ!?ソッチ!?」


龍虎「違うのか?」


逆に私がタイマン張ったら負けると思ってるってことですよね!?心外だよね!…まぁやってないから一概に嘘とは言えないっていうね


璃夢「僕、まだ胡桃先輩とタイマン張ってないんですよ…」


龍虎「そうなのか?じゃあもう一つの噂が…」


璃夢「もう一つの噂もご存知なんですか!?」


なんで月城先輩はそんなに知ってるの!?私は全然知らないのに!


龍虎「あぁ。もう一つは『胡桃理緒と付き合ってる』って噂だ」


ツキアウ?それは、あの、あれですか?