INFATUATOシンドローム 2




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ガチャ

璃夢「それじゃあ行ってきます!」


大和「はーいっ!行ってらっしゃい!」


大和さんに、行ってきますをしてから私は扉を閉めて階段を駆け下りた

めちゃくちゃ早着替えしたから時間もそんなに経ってない!ていっても、授業時間残り30分くらいだけど!まぁ玄関までダッシュで5分もかからないし!

そして1階につき、角を曲がれば玄関!というところで

ドンッ!

璃夢「わっ!」


ドシンッ

誰かにぶつかってしまい、尻もちをついてしまった。

おケツ痛いけどそれどころじゃない!!

私はすぐに立ち上がって目の前の人に謝った


璃夢「ごめんなさいっ!不注意でした!ごめんなさいっ!」


ペコペコと頭を下げて謝っていると

ポンポンッと頭を撫でられた。

あれ?この感じ……

懐かしい感じがして顔を上げると…


璃夢「っ!月城先輩!!」


3年、ナンバー3の月城龍虎(つきしろりゅうと)先輩がいた。


龍虎「曲がり角には気をつけろ」


璃夢「ご、ごめんなさい!怪我してないですか!?」


ていうか、月城先輩にぶつかるの2回目なんだけど!?体育祭でもぶつかったんだけど。

大和さんが目を瞑って歩けとか言うから。


龍虎「俺は大丈夫だ。それよりお前は?吹っ飛んだだろう」


璃夢「えっ、吹っ飛んでませんよ!?」


確かに尻もちはついたけど、吹っ飛ぶほどでは…


龍虎「痛いところはないか?」


璃夢「大丈夫です!結構丈夫になるよう育ってきてるので!」


だってもうおケツ痛くなくなったもん!

《早すぎる》