INFATUATOシンドローム 2




翼「ん?……璃夢!!お前それ!」


雪「………はぁ…何やってんだか…」


えっ?なに!?なになに!?どういう反応!?


大翔「あーぁ。こりゃ荘司怒るぜー?」


ダヨネー。荘司さんには内緒にするよ。だって貰い物するなって言われたのに貰ったんだもん。

大翔さんの言葉は理解出来た。珍しくね。

けど、翼と雪くんはどういう反応してるの?何が言いたいの?全然わかんない


理緒「わかる人はわかったよね〜?だからもう俺からハムスターちゃんを離れさせるなんて考えないでね?」


胡桃先輩がそう言うと、周りのみんなは顔面蒼白の人もいれば真っ赤になっている人もいた

……なんでそんなに表情にばらつきがあるんだ?


大空「あ、兄貴!」


ガシッ

疑問に思ってると、大空くんが私の方に向き直し私の肩を掴んだ

あら、この行動するの、いつもは翼の役目だったんだけど。大空くんに受け継がれたかな?


大空「な、なんで受け取ったんですか!?そのネックレスの意味知ってるんですよね!?」


そして掴んだ肩を前後にゆさぶってきた

あうあぅっ視界が揺れる〜!


大翔「あーはいはい。有馬、璃夢を離せ?」


グイッと私と大空くんの間に入って揺さぶるのを止めてくれた。

ふぅ。助かった。今日もおじいちゃんが手を振ってたよ…。


大翔「早く授業場所に行けっていってんだよ。璃夢、さっさと理事長室行ってこい」


璃夢「あ、はい!」


もー!何回忘れるんだよ私!もう体育の授業始まってるんだってばぁ〜!


大空「あー!兄貴!!!」


後ろから大空くんの声が聞こえた気がしたけど体育にるんるん気分だったので、気のせいだと思うことにした