大翔「お前ら、のんびりしてる場合じゃねぇぞ。早く教室行け。璃夢、お前は体育だろ?早く着替えてこい」
璃夢「そうだった!!」
次の時間体育だったんだ!もぉ!なんのために早く出てきたの!意味なかったじゃん!
璃夢「じゃあ胡桃先輩、僕着替えて体育行ってきますね」
未だに私にくっついたままの胡桃先輩にそう言った。
言わないと胡桃先輩、離れてくれないから
理緒「えー、やっぱりサボろうよ〜」
言っても離れてくれなかった!?
璃夢「でも僕、体育出たいですし…」
理緒「じゃあ俺と保健室で保健体育の授業しよ?ねっ?」
……保健体育か…。テーピングのやり方とか実践させてくれるのかな?一度でいいから他人でやってみたかったんだよね
けど、体動かしたいし…
大翔「てめぇ、堂々とサボり発言してんじゃねぇよ」
あ、大翔さんって先生なんだった。
そうだよ!先生の目の前でおサボり宣言は良くない!サボるなら隠れてじゃないと!
《それもそれでどうなんだ》
大空「しかも!兄貴をふしだらな行為に誘うんじゃねぇよ!!」
そう言って大空くんは、無理やり胡桃先輩から私を引き剥がした
璃夢「うおっ」
胡桃先輩も不意打ちだったからなのか簡単に離れた
そして大空くんは胡桃先輩から私を隠すように前に立った。
理緒「ちょっと!俺のハムスターちゃん返してよ!」
大空「誰がお前のハムスターちゃんだ!兄貴は兄貴のものだよ!」
理緒「はぁ?ハムスターちゃんの首元ちゃんと見なよ?誰のものかちゃんと分かるようにしてあるんだからさ」
私の首元?
大空「あぁ?兄貴の首元に何が……」
そして私の首元を見た大空くんは、わかりやすく固まった
どうしたの?ネックレスに何かあるの?


