ごく普通のマンションの、普通の一室。
いくら普通だって初めて来るところは緊張する。
それが、
「愛与っ!」
真雪ん家なら尚更だ。
玄関の扉の前で視線を泳がせていた俺に、嬉しそうな笑顔が飛び込んできた。
いつもと同じ、鼻の付け根をくしゅっとさせた笑顔はいつもより頬の赤みが薄い。
真雪の顔を見れて嬉しいのと、熱を出させてしまった申し訳ない気持ちとがゴチャゴチャになる。
何も言わずに手のひらで頬に触れれば、
真雪は驚いたように俺を見上げてる。
そんなもん無視して、真雪の体を自分の方へと引き寄せた。
そのまま、華奢な体をぎゅっと抱き締めて、
「めぐっ……んっ」
ちっちゃい唇を塞いで、言葉を遮った。
角度を変えながら、何度も啄むように真雪の唇に触れる。
腹のもっともっと奥から湧き上がる感情に、
理性が吹っ飛びそうだ……。
いくら普通だって初めて来るところは緊張する。
それが、
「愛与っ!」
真雪ん家なら尚更だ。
玄関の扉の前で視線を泳がせていた俺に、嬉しそうな笑顔が飛び込んできた。
いつもと同じ、鼻の付け根をくしゅっとさせた笑顔はいつもより頬の赤みが薄い。
真雪の顔を見れて嬉しいのと、熱を出させてしまった申し訳ない気持ちとがゴチャゴチャになる。
何も言わずに手のひらで頬に触れれば、
真雪は驚いたように俺を見上げてる。
そんなもん無視して、真雪の体を自分の方へと引き寄せた。
そのまま、華奢な体をぎゅっと抱き締めて、
「めぐっ……んっ」
ちっちゃい唇を塞いで、言葉を遮った。
角度を変えながら、何度も啄むように真雪の唇に触れる。
腹のもっともっと奥から湧き上がる感情に、
理性が吹っ飛びそうだ……。