いかにも軽そうな男。 「今日はお願いがあって参りました。 ひろとのことはもうご存知かと思いますが、今の暁月には総長がいません。 ひろとは皆が認める総長です。 彼しか考えられません。 総長不在の暁月の存続を許可して頂けないでしょうか」 その言葉ともに頭を下げる。 「総長がいない族なんて聞いたことがない。 無理だ。帰れ」 そう言って呆気なく追い出された。