完全に油断していた。

魁龍はそこらへんの族とは違う。

中途半端なことはしねえ。


きっと教師の中にいたんだろう。

1人いたんだ。

大きな機材をカートに乗せて出て行く若い男が。



…悪いみなみ。

あんな近くにいたのに、気付いてやれなかった。

なにがあっても絶対に助けに行くから_______