「リョウ…」


私は倒れたリョウに駆け寄って抱き締めた。


「もうこんなバカなことしないで!

リョウは人一倍暁月でいることに誇りを持ってるでしょ!?憧れて入ったんでしょ!?

暁月のあったかさはリョウもわかってるじゃん!

…だからもう抱え込まなくていいんだよ。


コウヘイだって、ケイトだっている。

苦しいなら信頼できる誰かに甘えなよ。

暁月なら絶対に手を差し伸べてくれるから。

…もう1人で苦しまないでね」