ひろとの手をぎゅっと握った。



「…なんなんだよ、頼むからあんま可愛いことすんな」



そう呟いたひろとの言葉は私の耳には届かない。



「お前、学校はどうすんの?」



「卒業はしたいから、行こうかな」



「じゃあ俺が送り迎えするから絶対に1人で動くなよ」